私の出産
ひり出した2000年。
ミレニアムベイビーといわれたあの年の夏。
私は朝一番に寝返りを打ったとたん。
パチンとお腹でなにやら破れた音がして。
???水らしきもの(羊水)が流れ出る感覚に見舞われた。
こんな風にお産が始まるのか・・・となぜか冷静に。
まず、歯磨きなどを施し、髪を結い。
産婦人科までドライブ。
信号待ちになぜだかタバコを吸いたくなった。
ずっと吸っていなかったのに、やはり。
あわてていたのだろう。
33時間もの激闘の末。
生まれたお子の顔はまるで・・・
ガッツ石松。
けれど。血まみれたお子を抱っこして思った。
「こやつ、人生の苦しみを乗り越えられるのか・・・。」
喜びの踊りを舞う自分を想像していたのに。
そんなお子からは。
「母、今日の朝食はミートボールランチでお願いします。」
といわれ。
(ミートボールランチとは。白ごはんにミートボールが転がっているものだ)
「今日はソーセージと目玉焼きランチですが」と答える私に。
「母、ミートボールじゃないと戦えない」
といい。ブリブリ怒りながらそー玉ランチを食べて。
戦場へと旅立った。
早く土曜になるといいと。
毎日土曜を待ち遠しいと。
そんな日常。
今年のひりだし記念日に9歳です。
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