泣き虫
あたしは。
近所のおばちゃんたちによく会う。
マルショクやまるみやで。
ずっと地元にいるから。
「元気ーーーーー??」
と声をかけてもらう。
厳しい現実も彼女たちのパワーは。
傷をなめあうことなど馬鹿らしい!
と教えてくれる。
気まぐれも。
過ちも。
私は彼女たちみたいにきれいになりたい。
体の形は。
ちょっといけてないけど。
星の見えない夜も、あそこにあると叫び。
手がちぎれるくらい振る手はカサカサ。
私の肩は落ちるくらい叩くけど。
「あーんた昔から泣き虫やけんなーーー。あっはっは。
子育て地獄やろー。気にしなさんな。すぐ反抗期が来て口もきかんしな。」
励ましてくれているのか。不安にさせようとしているのか。
彼女たちはエプロンが似合う。
私は。
財布に彼女たちとおそろいの鈴をつけている。
幸せの音がする。
まだ泣き虫。
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